こんにちはー!

皆さん、すみません、、
更新が大幅に遅れてしまいました。。。
言い訳はしません(=`ェ´=;)
今回のブログは少し趣向を変えた特集です!
題名にもある通り、
「0歳児担任が想う、乳児期に大切にしたい食育」
From桜北町保育園グループ職員!
ということなんですね(・∀・)!!
実際に各園を事務的な目線で見る僕とは違った
担任が抱いている想い
実際どうやって食事の提供をしているのか?
そういったところを第三園の殿(しんがり)こと、
ATSこと、
アツシ先生が想いを乗っけて
ブログを書いていただきました!
きんえもんもアツシ先生のことは良く知ってます!
すごいアタフタしますし、
何か喋ると「あっ・・・え~っと・・・」
とすぐどもってしまう
少し頼りな~い先生に見えますが
子ども達の事を物凄く一番に考えて
第三園には欠かせない人物です!
物凄くしょうもないマジックが得意なので(子ども達には超大人気マジックです笑)
第三園の保護者の方々は一度見てくださいね、笑
直接にはなかなか伝えれないかもしれないけど
文章にすることで伝えれる部分もありますので
全文見ていただきたいなと思います♪
ではでは本題へ・・・・・
桜北町第三保育園の0歳児担任をしております
川原田 敦と申します!
通称ATS(ア・ツ・シ)です!

今回は0歳児の子の食育が
【どんなに大事なのか?】
【保育園ではどんな工夫をしているのか?】
【どんな配慮をしているのか?】
【結局、元気で健康な身体を作るにはどうしたらいいのか!】
こういった視点も踏まえた上で
ブログを更新させていただきます!( ´ー`)
赤ちゃんは通常、
5か月を過ぎた頃から離乳食を開始します!
保育園では、各々の月齢に合わせて、
①食材の形状
②味の微調整
こちらを施して、舌が敏感な赤ちゃんにも
「美味しいよ~~!」と心の声を出してもらえるような
美味しく食べれる工夫をしています!
そこには
【保育士や給食の先生の想いが物凄く詰まっています】
ATSこと僕、アツシ先生含めて
桜北町保育園グループでは毎日必ず給食の先生の打ち合わせをし、
それぞれの子どもの食事の進捗・状況に合わせて
離乳食を変化させています。
この変化というものは
実は一番難しい内容なんです。
これは離乳食初期・中期・後期・完了期
こういった段階だけでなく
①今日の体調はどうだったのか?
②昨日の給食の進み具合はどうだったのか?
③夜はしっかり眠れていたのか?(連絡ノートで確認をしています!)
④ご家庭で新しく食べれるようになった食材はあるのか?
こういった内容を1人1人踏まえた上で対応をしております!
実際にここまで対応できるということは
【小規模保育園のメリット】
とも言えますね( ´ ▽ ` )ノ
【規則正しい生活リズム+美味しい食事=元気で健康な体】
今回の記事では、懇談で多く話題にあがった
【離乳食~乳児食の食事についての考え方】について
お伝えしていこうと思います♪
なぜ、発達に合わせた食事の配慮が必要なのか?
◇赤ちゃんは舌が敏感!◇
赤ちゃんは舌の【味蕾細胞】、要は味を感じる部分が
大人の何倍も発達しています。
これは人間の原理として、
成長に伴い、必ず鈍感になっていく部分なんですね!
赤ちゃんが実際に感じる味の強さは大人の何十倍。
大人が「しょっからいな~」と思うと
赤ちゃん達は倒れてしまうほどの衝撃なんですね。
甘くても辛くても、大人が感じてる何十倍もの感覚を
ずっと感じている訳なんです。
ちなみに、濃い味に慣れてしまうと、味蕾細胞がどんどん鈍感になってきて
いわゆる【味覚オンチ】になってしまいます。
2014年のデータでは約3割の子が味覚オンチというデータもあるようです。
この味覚オンチは何が悪いのかというと
【悪循環の輪廻が止まらないから】です(;゚д゚)
濃い味に慣れる
↓
白ご飯を食べなくなる
↓
お茶も飲まなくなる
↓
水も飲まなくなる
↓
ジュースばかり求めるようになる
こういった事例は極めて多いです。
舌が敏感なうちにしっかりとした食育を
進めて欲しいとATSは思います♪
◇食事から栄養が摂取しにくくなる◇
発達に合わせた食事の配慮をしないと
【偏食が強くなってしまう】傾向にあります。
赤ちゃんにとっては濃い味というのは
物凄く極端な味になります。
大人でも刺激の強いコショウや山椒を
ずっと食べれる人はそう居ません。
赤ちゃんにとって濃い味とは、
そこまで刺激的な食事と捉えていただいた方が良いです!
本来、身体を元気に保つためには、色んな食事からバランスよく栄養を取る必要があります。
特定の味のみを求めるということは、特定の栄養しか取れないという事でもあります。
◇歯のかみ合わせが悪くなることがある◇
離乳期には
◆初期のゴックン期◆
◆中期のモグモグ期◆
◆後期のカミカミ期◆
◆完了のパクパク期◆
この4つの分類に分けられます。
それぞれの時期により、
舌の動かし方、
出来るアゴの動作や使い方が違います。
この動作については発達に伴い、
段階的に出来るようになっています!
そして、離乳期には、これらの段階に合わせた配慮が必要です!
ATS重要ポイントです( ´ー`)!!
例えば、
この発達段階に沿わない食事・・・
例として出すと【ずっと柔らかい物を食べている】と
アゴの力が弱くなり、今後はえてくる歯のかみ合わせが悪くなったりすることが起こります。
十分に噛めないことで、消化が不十分になり、
栄養吸収効率が悪くなって、健康に過ごせません!!
離乳食後期から完了期に向けて
完了期から普通食に向けて
ここはなかなか踏み出せないかもしれませんが
その間にも子ども達は成長していますので
しっかりと発達に合った提供をしてほしいなと思います♪
◇噛まずに飲み込む癖がついてしまう事がある◇
今回のケースは先ほどまでと逆パターンです!
発達に合わずに【固い物】をあげすぎても、
噛まずに飲み込む癖がついてしまう事もあります。
これもまた栄養摂取において妨げになります。
これらが【発達に合わせた食事の配慮が必要】な理由です!
舌の動きや出来る動作によって食材の形状を変化させてあげることが必要です。
そしてしっかりと赤ちゃんの発達に合わせた食事を作ることで幼児食に移行する際に良く噛んで良く食べる土台が形成されます!
離乳とは文字通り、母乳やミルクを卒業する事です。

これが意味するところは、
【母乳やミルクに頼らなくても自分でモグモグして、必要な栄養を摂取できるようになる】という事なんですね。
さて、続きまして
どんな配慮をしてあげればいいの?
◇食材本来の味を感じつつ、味の幅を広げていこう◇
離乳期はいろんな食材に慣れていきつつ、
味の幅を広げて色んなものを食べられるようになる土台を作っている時期です。
様々な食材をバランスよく食べられるという事が、健康で元気な身体作りには必要です( ´ー`)!!
もちろん薄味が大前提ですが、少しずつ、食べられる味や調味料を増やしてあげることで、
赤ちゃんでも【美味しい!】という感動も生まれます。
これが結果的に食への意欲につながります!
お母さん・お父さんのひと手間の愛情やひと工夫で
色んな味覚を広げてあげることで
食事がもっと幸せなものになります!!
◇生活リズムの大切さ◇
僕ことATSは桜北町第三保育園に所属しておりますが、
桜北町保育園グループでは0歳児クラスは発達に合わせて
安定して眠れるようになってくると
2回睡眠から1回睡眠に移っていきます。
朝は7時までに起きて、朝ご飯をしっかり食べることで午前中も元気いっぱい遊ぶことが出来ます!
身体をたくさん動かして遊べば、お腹がすいて、給食もパクパク食べれます( ´ー`)!!
お腹いっぱいでご機嫌よく過ごすことで
スムーズに睡眠に移り、
たっぷりの睡眠をとる事が出来ますね!
◇たくさん運動する◇
たくさん身体を動かして、ひと汗かけば、もうお腹はペコペコ!
「お腹すいた~~~!!」
が一番の調味料です( ´ー`)!
そして・・・
1歳を過ぎる頃って、味の違いが分かりだす頃です!
つまり、1歳を超えるとお母さん・お父さんの忙しい時期!
今までは何でも食べたのに・・・・

そうなんです。
好き嫌いが出てきます(‘A`)
(これは身体の防衛本能なので嫌いなものや苦手なものが出てきてもそれは正しい成長過程の1つです♪)
でも、食欲が全開であれば、苦手なものに挑戦するキッカケにもなります( ´ ▽ ` )ノ
また、お腹が減っているとその分、集中して食べますので、遊び食べも減ります!
この経験を何度も繰り返し、最後まで遊ばず、食事が出来る集中力は育って行きます!
★保護者の方からの疑問★
おやつについての考え方
おやつってあげてもいいの?
僕ことATS
結論から申し上げますと
【食べて良いんです!!】

(市販のおやつよりも手作りおやつが良いです!)
赤ちゃん~乳児期はまだ身体が小さいので
内臓の機能もまだまだ未熟です。
大人と違い、一度の食事でとれるエネルギー量の割合が物凄く少ないので、次の食事までに元気に活動する為の必要なエネルギーを補給することが出来ません。
これが実際におやつが大事と言われている理由です( ´ー`)
桜北町保育園グループの0歳児クラスでは基本的に、
9時30分頃と15時30分頃におやつを食べています。
この目的としては次の食事までに元気いっぱい過ごす為、他なりません!
ただ・・・・いつもお腹を空かしているからと言って、常に何かあげれば良いと言う訳ではありません。
【何かを食べないと落ち着かない】
ということになるとそれが逆にイライラに繋がります。
また、本来の食事の時間にしっかり食べれないという生活リズムのズレになりますのでこれは本末転倒です。
基本は規則正しく、メリハリのある生活を目指しましょう!
規則正しい生活リズム+美味しい食事
=元気で健康な身体
子ども達が機嫌よく、嬉しそうに遊んでいると
大人の僕たちまで嬉しくなってしまいますよね( ´ー`)
身体は全ての資本。
元気の源。
人間の身体って、食べた物で出来ています。
ATSこと僕、アツシ先生
何が言いたいのかと申しますと
【結局の所、食事を大切にすることが健康な身体に発育し、元気に過ごせる】
ということなんですね!
ただし、食事をしっかりと摂る事には規則正しい生活リズムが大前提です!!
そして、生活リスムの形成については、保育園で過ごす時間もご家庭で過ごす時間もどちらも大切です!
ここは本当にATSこと僕、アツシ先生が
真にお伝えしたい部分です。
子ども達がこの生活リズムの形成をしっかりと行うには
保育園とご家庭との連携や協力が必要不可欠です。
食べる
寝る
遊ぶ
この3つのメリハリをつけて、機嫌よく
元気いっぱいに過ごせるようにしてあげたいですね!
最後のテーマ!!
栄養補給だけではない。大切にしたい乳児期の食育
今のご時世、
何でも即席で出来る時代になり、
①お手軽
②使い捨て
この利便性が商品の売りになる時代になりました。
離乳食も保存食のような離乳食があります。
それが悪いという訳ではありません!
ですが子ども達が食に向ける興味も関心も薄れてきているように僕は思います。
現在、目の前に出されている食事が、どんな風に料理されているのか分からない子もいます。
海の中に鮭の切り身が泳いでいると思っている子どももいるくらいです。
これは保育園・幼稚園だけでなく小学生になってからでもこうした思考の子ども達もたくさんいます。
今の子育てしているお母さんやお父さんが悪いと言う訳では無く、世の中の利便性が生み出したものです。
ですが少し手間でも、お母さん・お父さんが作った食べ物をお子さんに出したり、
お母さん・お父さんが調理している姿を見せたり、

一緒に丸々1匹の魚を買いに出かけたりして欲しいなと思います!
哲学的な言い方になってしまうんですけども
食事とは【幸せな事である必要がある】と思います。
食事は、単なる栄養補給ではなく
「美味しいね!」と声を掛けあいながら、一緒に食べる楽しみ、美味しいという感動をたくさんしてほしいと僕は思います。
そこには、食への興味だけでなく、
調理してくれた人が居るという事を理解する事にもつながります。
そこから、感謝という気持ちや作り手が込めた心も感じられるようになるはずです。
この思いは、乳幼児期こそ大切に育てていきたい心だと考えておりますし、栄養面や科学的なことだけでなく、そういった気持ちを伝えて行くことが「食育」で大切なことだと思っています。
働くお母さんやお父さんが多忙を極めている事は承知です。
「こんな忙しいのに、食事にまで気を遣うなんて大変!」

という気持ちも保育士はとても良く理解しています。
ですが、そこを応援し、一緒に頑張っていくのも
私たち保育士の役割だと考えています!
大切なお子様を保育園に預けているお母さんお父さんで
もし、悩みや分からない事があれば、
すぐに!!
僕含めて、担任の先生に相談してみてください。
一緒に協力して進めていけることや取り組みなどがあるはずです。
我が子の為を想い、是非相談して下さい!!

以上、ATSこと桜北町保育園のアツシ先生でした!