子どもの声は凄く素直です。
「これってなあに?」と聞くことは
興味を持っているということです。
私たちは素材から厳選した食材を
使用することで子ども達の
【美味しい】を引き出し、
更にその
美味しいを日々の本物保育の中で
「どうやって野菜は出来るか」という
形で引き出し、
それを解決していく
ことが本物保育の食育です。
苦手な野菜も「どうやって実るのか?」
これが分かった時、好きに変わる子も
います。
絵本のトマトはみんな赤い。
赤いトマトしかないというのは誰が
決めたのだろう?
子ども達が疑問
を持ち、それをみんなで
解決することで
食の「好き」は広がります。
私たちの食育は「好き」を
広げる食育活動をしています。
【小児(15歳以下)には徳育よりも、智育よりも、体育よりも、食育がさき。体育、徳育の根元も食育にある(村井弦斎)】
このように私たちは食育が知・徳・体、全てを司る乳児・幼児育成と考えています。
桜北町保育園グループでは、小規模保育園が3施設、認可保育園が1施設あります。
幼児だけでなく、乳児にも安心な食の提供に取り組みをしています。
素材に凄く拘りを持って納品しています。だしは削り専門業者から花かつおや鯖・ウルメ・目近などの厚削りを使用し、
日々食すお米に関しては、栄養価のある厳選した産地のお米を使用し、
主には離乳食のお子様でも安心できる福岡県産の特別栽培米を
使用しています。食す機会が最も多い野菜については、大阪府で最も大きい市場から毎日直接配送で仕入れています。
野菜にもランクが存在します。
その中でも毎日食べる野菜だからこそ安心の出来る、秀ランク以上のお野菜を毎日直接配送で仕入れています。
ここで勘違いしやすいことは、【高いランク=形の良い野菜】では無いのです。
私たちは一流レストランで提供するお野菜では無いですから、形は見劣りしても安心で安全な品物を提供します。
良い野菜を揃えるには理由があります。
幼児期に本当の味を知ることで好きな食べ物が多くなり、それを共有できる大人へと成長します。
その基盤を整えることが私たち保育園の役目だと認識しています。
食材と自ら触れ合う機会を大切にしています。主に野菜に関しては、園庭を持つ園があったり、
プランターで菜園をしている園もありますが、私たちがお伝えしたいことは、野菜がどのように育つのか、実るのか、
野菜の生い立ちを知ることで子どもたちが食に興味を持つことです。
「きゅうりって真っ直ぐな物だけじゃないんだ!」
「トマトって黄色もあるんだ!」
直に触れることで自ずと興味が開かれるのです。
「みんなで」何かに取り組むことを大切にしています。曲がったきゅうりを見るという体験をしても、
そこにお友達が居ないとなかなか興味には繋がりません。
何でだろう?とみんなで考え、子どもたちだけで意見を交わし、そこに保育者が道標を立てる。
そうすることにより、興味から好きに変わり、その好きをお友達に共有する。その共有が園全体に広がり、
月齢を超えた食育へと繋がるのです。
どれが欠けても私たちの理想とする食育には到達しません。また、食育は私たちだけでは成立しません。
子ども達と一緒に日々新しいことを取り入れ、取り組むことで子ども達のわくわくを発掘し、
子ども達と一緒にT・Hコーポレーションの食育が成長することでより良い食育になります。
私たちの目指す食育は子ども達あっての食育なのです。